記事について

酪農の知識や経験の浅い人に向けた内容になっており、イメージしやすいようにやわらかく丁寧に説明するよう心がけています。

【2023年4月】塾長がオススメする種雄牛5選【輸入精液】

種雄牛

はじめに

海外の種雄牛ランキングが更新されました。新規の牛たちも多くランクインしてきて、上位の入れ替わりも激しくなっています。それぞれの牛の特徴をわかりやすく解説していますので、種雄牛選びの参考になればと思います。

 

結論

【2023年4月】オススメする牛は以下の5頭です。

  1. ライオネル
  2. キャプテン
  3. ラムダ
  4. パーフェクト
  5. ヨウヘイ

詳しく解説していきます。

 

ライオネル【7H14454】/ 判別【507H14454】

父牛:フラズルド 母父:モントロス TPI+3169 アメリカランキング【2位

今回のTPIランキング2位、ネットメリットでは全米1位の成績をもつ牛です。特徴は、乳量+3,255という他を圧倒する数値をもち、稼ぐ牛が欲しいならこの牛でしょう。しいて欠点を挙げるなら、肢蹄の数値がマイナスになっていることくらいでしょうか。しかしながら、肢蹄の遺伝率はそれほど高くないため娘牛に与える影響は小さく心配はありません。塾長一押しの1頭です。

 

キャプテン【151H4119】/ 判別【551H4119】 

父牛:チャール 母牛:サブレ TPI+3243 アメリカランキング【1位

今回のランキングで2期連続の1位を獲得した牛です。特徴は、全て項目で高い数値を持っているオールラウンダーな牛です。チャールの息子で父の良いところを受け継いでいながらさらに能力値が洗練されています。しいて欠点を挙げるなら、ずば抜けた特徴がないことぐらいでしょうか。そのくらい全体的にバランス良く改良が期待できます。安心して使える1頭です。

 

ラムダ【151H3779】/ 判別【551H3779】

父牛:デルタ 母牛:ヌメロウノ LPI+3689 カナダランキング【2位

既に名牛と名高い牛で、LPIランキングで2位にランクインしており、娘牛頭数も2,000頭を超えました。娘牛はショウカウとしても活躍しており世界的に知名度の高い牛です。特徴は、全体的なバランスの取れた改良はもちろん、特に体型の改良効果が抜群です。体型の改良ならラムダで間違いないでしょう。しいて欠点をあげるなら、人気のせいで精液価格がやや高いことくらいです。この牛の人気を考慮しても使って損のない1頭です。

 

パーフェクト【7H15085】/ 判別【507H15085】

父牛:レネゲート 母牛:ラムダ TPI+3066 アメリカランキング【3位

今回のTPIランキングに新規で3位にランクインした牛です。レネゲートの息子では最も上位にランクインしました。特徴は、体型乳器肢蹄どれをとっても高い数値を持っていて、その名に恥じないパーフェクトな牛です。しいて欠点を挙げるなら、他の牛と比べて乳量が少し物足りないことでしょうか。しかしながら、乳量+934㎏は決して低い数値ではなく充分に改良効果は期待できるので、1度は試しておきたい1頭です。

 

ヨウヘイ【29H19031】/ 判別【629H19031】

父牛:ヨーダ 母父:デルタ LPI+3770 カナダランキング【1位

今回のLPIランキングで堂々の1位を獲得した牛です。ヤングサイヤの時から高評価を得ていましたが、評判通りの結果となってより注目されている牛です。特徴は、乳量+2017㎏とかなり高い数値をもっていて、さらに体型の数値も高く、乳牛改良にはもってこいの牛です。しいて欠点を挙げるなら、既に本牛は死んでいるためもうすぐ販売ができなくなります。なので、あえてここで紹介させてもらい在庫があるうちに是非使って欲しい1頭です。

 

さいごに

以上が今回オススメする牛たちです。

次回は8月にランキングが更新されますのでお楽しみに!

みなさんの種雄牛選びに少しでも参考になれば幸いです。

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